活動報告(令和元年度以前)
日本舞踊体験
11月2日(月)あわっ子文化大使9名が,あわぎんホールで日本舞踊体験講座を受講しました。和服の着付けや扇の使い方の講習の後,「さくら」の伴奏にあわせて日本舞踊の基本を習いました。
生徒の作文より
※ 私は日本舞踊の体験を通して,日本の文化の幅広さを感じた。たとえば,初めは能に近いものだろうと思っていたが,終わってみると歌舞伎にも通じるものがあるような気がした。一つ一つがそれぞれに大成し,さらに影響を及ぼし合っているところに,「日本人の取り込みの上手さ」があると思う。
※ 体験では「さくら」を習った。一つ一つの動きは簡単にできても,その中に華やかさや美しさを出すことは大変なことが分かった。特に,伴奏に乗せて踊らねばならないときは,次の動きを考えねばならず,頭が真っ白になってしまうこともあった。しかし,本番の檜舞台は立派で,なんだか練習の時より上手く踊れた気がした。今回の体験で,もっと沢山の人に日本舞踊を知ってもらいたいと思った。
文化の森開園25周年記念イベント
10月3日(土)文化の森開園25周年記念イベントにあわっ子文化大使11名が参加しました。
開会イベントでは,飯泉知事他,大勢の出席者を前に,お祝いの思いを伝えました。その後,各館の学芸員から展示解説していただきながら一緒に文化の森の施設を巡りました。午後からは,開催中の「フィギア展」ワークショップにも参加しました。阿波おどりフィギュアの色塗り体験で学んだことや文化の森の魅力を「全国」の人に伝える紹介文を作成しました。
生徒の作文より
※ 私は文化の森で「人間表現を楽しむ二十五のとびら展」を見学しました。30分という短い時間での見学でしたが,どの絵画もすばらしく,個性豊かでした。一つ一つの作品が私の五感を使わせ,目だけでなく,心や体も楽しませてくれました。今までこのように絵画を見たことがなく,絵画の奥深さを思い知らされました。
※ 今回展示で一番心に残ったのは,河井誠一さんの油絵『休み日』でした。家族がテラスでくつろいでいる大きな絵だったからか,心が落ち着き穏やかな気持ちになりました。そんなことを思えたのも,はじめに専門のスタッフさんが言ってくださった「アートは人それぞれ違う印象を受けるから,それを体や五感を使って楽しんでください。」という,この一言のおかげかもしれません。
開会セレモニー 近代美術館
博物館 鳥居龍蔵記念博物館
阿波おどりフィギュアの色塗り体験
あわっ子キャラバン隊(大歩危コース)
8月24日(月)にあわっ子キャラバン隊(大歩危コース)を実施しました。あわっ子文化大使18名が参加しました。
平家一族が追っ手から逃れるとき,いつでも切り離せるようにシラクチカズラという植物でつくった祖谷のかずら橋や平成26年3月に国の天然記念物に指定された大歩危を訪ねました。
祖谷のかずら橋 大歩危遊覧船
大歩危
ガイドさんを交えて記念撮影
生徒の感想より
日本の三大奇橋の一つである,かずら橋。山と山の間にかけられ,橋の下を流れる川からの距離が何ともいえないスリル感を生み出します。かずらの茶色,葉の緑色,水の青色が見事に調和しており,祖谷独自の景色といえるでしょう。
遊覧船に乗ると大歩危峡の壮大な景観を見ることができます。とても大きく自然の力強さを感じます。船上から見る景色は,道の上から見る景色より大きく感じました。それに,川の上は涼しくて,とても居心地が良かったです。
全国中学校総合文化祭に参加
徳島県の中学生を代表して,8月20日(木)~21日(金)に東京の調布市で行われた全国総合文化祭に,あわっ子文化大使12名が参加しました。
全国の中学生の優れた舞台発表や美術,書道作品展を鑑賞しました。会場を訪れた人に徳島県のPRパンフレットを配布し,徳島県の魅力を情報発信することができました。
全国中学校総合文化祭で学んできたことを12月に行われる徳島県中学校総合文化祭に活かしていきたいと思います。
阿波おどり とくしま連に参加
8月12日(水)
とくしま連(県庁連)に参加して知事と一緒に,桟敷に踊り込みました。そして,踊りの合間に県外客に「四大モチーフ」うちわを配りました。
生徒たちの感想です。(抜粋)
・ 練習のときには,とくしま連のみなさんが,初めて踊る男踊りを優しく,楽しく教えてくださり,緊張することなく踊ることができました。
・私は,とくしま連で踊るのが大好きです。なぜかと言うと,今まで会ったことのなかった人とでも心を一つにして,一緒に踊ることによって通じ合えることができたからです。あわっ子文化大使とてして,とくしま連で踊り,阿波おどりというすばらしい文化を日本中,世界中に伝えていきたいと思います。
徳島市役所前にて記念撮影
本番前にひと踊り 次の踊りの前にちょっと一息
あわっ子キャラバン隊(鳴門渦潮コース)
8月4日(火) あわっ子キャラバン隊(鳴門渦潮コース)の活動に16名のあわっ子文化大使が参加しました。大谷焼体験,ドイツ館,渦潮,福永家住宅を見学しました。大変暑い中でしたが,ガイドさんの説明を集中して聞き,あわ文化の素晴らしさを体感した1日でした。
大谷焼(森陶器にて)
生徒の感想より
大谷焼についてはある程度は知っていたけど,今回さらに知らなかったことを学ぶことができました。一つは一つの作品を作るのに約1ヶ月かかることです。もう一つは,昔は数十個使われていた大きな登り窯が,今は,ほとんど使われてないことです。どちらもすごく意外でした。
ドイツ館
生徒の感想より
ドイツ館では,第1次世界大戦の日本とドイツの交流を学ぶことができました。人道的な環境だったからこそ生まれた鳴門の人々とドイツ兵のきずなはお互いによい影響を与えたと思います。収容所にボーリング場や別荘があったことにはさすがに驚きました。
ドイツ館では,ベートーベンの第九の初演など鳴門の歴史も知ることができます。たくさんの人に訪れてほしいです。
渦潮見学
生徒の感想より
私は以前に橋の上から渦潮を見たことがあります。その時初めて見た渦潮の大きさに感動しました。今回,船であんなに近くに行って渦潮を見て,渦潮の大きさと迫力にとても驚きました。目の前で渦を巻いていく様子は,何度見てもあきませんでした。
福永家住宅(塩田屋敷跡)
生徒の感想より
ここが塩田だったんだ。ここで作業をしていたんだなという事がよく伝わってきました。私自身,塩づくりを体験したことがあります。海水からだと,とても時間がかかりました。なのでお話を聞いて,確かにそうだと思いました。
令和5年度「あわっ子文化大使」認定証授与式
令和6年3月14日(木)、令和5年度「あわっ子文化大使」認定証授与式が行われました。14の中学校から40名の第11期「あわっ子文化大使」が誕生しました!