活動報告(令和元年度以前)

2017年9月の記事一覧

夏休みの活動(平成29年度)

夏休みに実施された活動について,紹介します。それぞれの活動に,たくさんのあわっ子文化大使が参加し,充実した活動を行いました。

7月25日(火)南海地震津波碑の調査
 海南町浅川を中心に南海地震津波碑の調査活動を行いました。4名のあわっ子文化大使が参加し,津波碑の調査や拓本とりを積極的に行いました。
 また,実際に津波を体験された方から,当時のお話を聞きました。 
   
 大岩慶長・宝永地震津波碑の調査       津波碑の拓本とり     

7月28日(金)中学生県議会体験
 近い将来有権者となる中学生が,議会の活動を学んだり,県議会議員の方と意見交換を行ったりしました。あわっ子文化大使は「誘客おもてなし徳島」というテーマで意見交換を行い,徳島への観光客を増やすために自分たちができることについて,さまざまな角度から意見を述べました。

               意見発表
 
7月30日(日)あわっ子文化大使キャラバン~西コース~
 午前中は,あわっ子文化大使10名が,脇町南町(うだつの町並み)探索や和傘工房の見学を行った後,徳島の郷土料理「そば米雑炊」をいただきました。
 午後は,阿波和紙伝統産業会館で,和紙漉き・藍染め体験を行い,世界にたった1つのはがきやハンカチを作りました。
   
    脇町南町の探索           完成した藍染めのハンカチ
(あわっ子文化大使の感想)
・染めたときに,最初は緑色だったので驚いた。水洗いした時に藍色になった。藍色は,とてもきれいな色だった。機会があればまた,作りたいと思った。作ったハンカチは,使いたくなるようなイメージどおりの仕上がりだった。
・今日一日とても楽しかった。徳島の名産品や名所の名前は知っていても,今まで行ったり体験することがなかったので,今回,体験してみて,徳島にはこんなにすばらしい魅があると気付くことができた。学校でも友達に教えてあげようと思う。

8月2日(水)~4日(金)ジュニア学芸員講座
 「自然コース」と「人文コース」に分かれ,博物館の仕事を体験しました。
 自然コースでは,ブラックライトを当てたときに光る物を,収蔵庫や身近なところで探して調べ,展示をしました。
 人文コースでは,「阿波おどり・祭り」「戦争」など,みんなでテーマを決めて資料を調べ,展示しました。赤外線カメラによる調査も体験しました。

 「ジュニア学芸員」の認定書をいただきました   

8月6日(日)~9日(水),8月28日(月)~30日(水) 伝統をメイク2017
 先端技術を用いて,阿波人形浄瑠璃の保存と継承に取り組む徳島大学のプロジェクト「伝統をメイク」に参加し,さまざまな分野のプロフェッショナルとともに「デジタル出力の次世代お鶴人形」の制作を体験しました。
 
    顔づくり(メイク)        完成した3D浄瑠璃人形

8月12日(土)とくしま連と阿波おどり
 本番に向けて5回の練習に参加し,当日は,とくしま連ともに,2つの演舞場に踊り込みました。演舞場では,来場のお客さんに「あわっ子文化大使うちわ」も配り,徳島の四大モチーフ(阿波藍・阿波人形浄瑠璃・ベートーヴェン第九・阿波おどり)をアピールしました。
   
      出発前に              市役所前演舞場

8月22日(火)あわっ子文化大使キャラバン~南コース~
 午前中は,日和佐の海岸沿いの遍路道を歩く中で,お遍路さんの「道しるべ」についてのお話を聞きました。暑い中での体験でしたが,えびす洞では,気持ちの良い風を感じることができました。また,南海地震津波碑の見学も行いました。
 午後は,「自然と人間の共存」をテーマにつくられた,うみがめ博物館「カレッタ」で学んだ後,阿南・光のまちステーションプラザで「阿波踊り活竹人形」の制作に挑戦しました。
   
       えびす洞           阿波踊り活竹人形づくり
(あわっ子文化大使の感想)
・遍路道の一部しか歩かなかったけれど,思っていたよりもきつかったです。道しるべには様々な人の気持ちがこもっているのだと感じました。えびす洞は大きくて,波の力を改めて実感しました。私は,遍路道を歩いたことが一度もなかったので良い経験になりました。
・津波碑は,先人が残してくれた私たちへの手紙です。けれど,その石碑は,今は,見る人がいなくなってきていることを聞いて悲しくなりました。南海地震は,100年ぐらいの間隔でやってきます。家でも,南海地震について話し合って備えたいと思います。