活動報告(令和元年度以前)

2015年11月の記事一覧

県民文化祭での活動

11月8日(日)あわっ子文化大使3名が,あわぎんホールで,徳島市出身若手ギタリスト徳永真一郎さんと世界で活躍する福田伸一さんによるクラシックギターコンサートが開催され,観客をロビーでお出迎えし,ロビーで展示しているギターの解説を担当しました。
 展示していたのは,コンサートでも使用されたギターで県内で製作された手作りギターです。作家さんの隣で制作方法や材料などを観客に伝えました。自分たちも作家からたくさんお話を聞くことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

       

   

生徒の感想より
※ ロビーでギターづくりの解説をしていたとき,聞いてくれたお客さんが「ありがとう」と言ってくれて,うれしく,やりがいを感じました。それから,コンサートではギター演奏を聴きました。クラシックギターの音色は優しく綺麗で感動しました。

※ ロビーでの活動は緊張したけれど,いい経験ができました。特に印象に残っているのは,お客さんが作家さんに「ギターもワインのように古いものがいいのですか」と聞いたら,「必ずしもそうではない。新しいギターも音色のよいものを好む演奏者がいる」「一年で一本しか作れない」と答えていて私も意外でした。

※ 福田さんがコンサートで「プロが使うギターをつくっている徳島はすごい,全国でも珍しい」と言っていました。時間や手間・高い技術を必要とするギター製作,「日本でも徳島くらいしか聞いたことがない」というのはすごいと思いました。

※ 僕は吹奏楽部で金管楽器を担当していますが,音の強弱や繊細な表現などとても参考になりました。クラシックギターのコンサートは初めてでしたがプロはやっぱり素晴らしい,真似できないと思いました。また,独学でギターをつくった人の話も意外でした。

埋蔵文化財総合センター設立20周年式典

11月7日(土)あわっ子文化大使6名が,徳島県立埋蔵文化財総合センター設立20周年記念式典に参加しました。記念式典では矢野銅鐸の4Kデジタルコンテンツの紹介,特別展示室で展示物の解説を行いました。


  


生徒の作文より
※ 徳島県立埋蔵文化財総合センターへ初めて来て,矢野銅鐸を初めて見て,思っていたものよりも大きくて驚きました。1800年前には,もうあんな立派な銅鐸をつくる技術があり,それを活用してつくっている人を見習いたいです。矢野銅鐸についての説明をして,矢野銅鐸のことを知ることができました。徳島にある埋蔵文化財について,将来,県外の友人などにも深く知ってもらえるような説明をしてもっと徳島に興味を持ってもらいたいです。

※ 私は今回,展示室の説明にあたったのだが,人に道具の説明をするのはけっこう難しかった。も私は人と話すのが苦手なので,自ら進んで説明するということがなかなかできなかった。だけど,来てくれた方々から道具の使い方などを詳しく説明してもらえたので,私も道具の使い方を知ることができてよかったと思う。それに,来てくれた方々も平安時代か奈良時代などとても古い歴史があることを知って驚いてくれたので,歴史を伝えることができてよかったと思う。

※ 今回説明していて,自分も普段気づかないことを考えるきっかけになった。自分は説明する側だったが,展示品を見ていて知らないことだらけだった。本当に勉強になったうえ,興味がわいてきた。いろいろな展示品があったが,その全てが後世に残していくべき大切なものだと思った。今後も見つかっていくであろう過去の遺物は,僕たち子供の意識ひとつで残していけるものだと思う。これを感じ取れたことが,今回一番の収穫だと思った。

日本舞踊体験

11月2日(月)あわっ子文化大使9名が,あわぎんホールで日本舞踊体験講座を受講しました。和服の着付けや扇の使い方の講習の後,「さくら」の伴奏にあわせて日本舞踊の基本を習いました。

  

生徒の作文より

※ 私は日本舞踊の体験を通して,日本の文化の幅広さを感じた。たとえば,初めは能に近いものだろうと思っていたが,終わってみると歌舞伎にも通じるものがあるような気がした。一つ一つがそれぞれに大成し,さらに影響を及ぼし合っているところに,「日本人の取り込みの上手さ」があると思う。

※ 体験では「さくら」を習った。一つ一つの動きは簡単にできても,その中に華やかさや美しさを出すことは大変なことが分かった。特に,伴奏に乗せて踊らねばならないときは,次の動きを考えねばならず,頭が真っ白になってしまうこともあった。しかし,本番の檜舞台は立派で,なんだか練習の時より上手く踊れた気がした。今回の体験で,もっと沢山の人に日本舞踊を知ってもらいたいと思った。