活動報告(令和元年度以前)

四国八十八箇所霊場遍路道ウォーキング

17名のあわっ子文化大使が,徳島大学の外国人留学生8名とともに,道の駅「ひなの里かつうら」から第20番札所鶴林寺(かくりんじ)に続く遍路道のフィールドワークや,札所寺院をめぐり,遍路文化についての取材活動を行いました。

   
ひなの里かつうらで自己紹介。    鶴林寺に向け出発!

  

  

 
早渕先生,徳島大学のモートン先生から,遍路道や遍路文化についての説明を聞きながら留学生とともに取材活動。

        
                  全員無事,鶴林寺の本堂まで歩ききりました。

    
    鶴林寺          立江寺          恩山寺

生徒の感想より

※僕たちは,阿波遍路道の取材活動を行いました。道の駅「ひなの里かつうら」から鶴林寺までの道を歩きました。最初はコンクリートで整備された道でしたが,途中から昔のままの細い山道になりました。鶴林寺の手前では美しい石畳となっていました。道の途中からは国指定史跡に平成22年8月5日に指定されたそうです。
 道の途中にある遍路墓は,地元の人たちがお遍路中に亡くなられた方のお墓を建てたものだと聞き,昔のお遍路は死と隣り合わせなのだと驚きました。また,鶴林寺の由来についても教えていただきました。弘法大師が修行をしていたときに雌雄2羽の白鶴が小さな黄金のお地蔵さんを抱えているのを見て,この地が神聖な場所であると考え開創したそうです。 今回,他の学校の中学生や外国人留学生とともに遍路道を歩き取材活動をしたことは大変貴重な体験となりました。

※この活動は,僕のあわっ子文化大使としての初めての活動でしたが,とても良い経験となりました。僕は以前,立江寺と恩山寺に訪れたことがあったのですが,その時は知らなかった新たな知識を得ることができました。黒髪堂や弘法大師や弘法大師のお母様の像,おむつき堂など,今まで見えていなかったものや気付けていなかったことを新たな視点から発見することができました。そして,それぞれのお寺に秘められた歴史やそれぞれの特徴を改めて深く知ることができました。今回,僕は鶴林寺に行くことはできなかったけれど,機会があったらまた自分の足で訪れてみたいです。

※今回,初めて遍路道を歩いて様々なことを知りました。数々の伝説や遍路道の楽しさなど,どれも貴重な経験ができて良かったです。 しかし,自分の無知さも痛感しました。遍路道について学習し,知った気になっていただけなのだと気付きました。実際に歩いてみると想像以上にきつく道は険しかったです。実際に体験することで,本当の遍路道に気付き知ることができたと思います。今回,参加したことで感じた自分の不甲斐なさへの後悔を,次に参加するときには自信にかえて挑みたいです。