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ジュニアデジタルアーキビスト養成講習会

8月29日、30日に,文化の森21世紀館にて,「ジュニアデジタルアーキビスト養成講習会」~ふるさと徳島を記録し,世界に,未来に伝えよう~が行われました。
 「デジタルアーカイブ」とは,古い書物や出版物だけに限らず,文化や生活,遊びに関する様々な資料をデジタル情報として記録し,劣化することなく永久保存するとともに,ネットワークなどを用いて提供することです。
 1日目は,リモート式の講義行われ,3名の講師の方々から, デジタルアーキビストとしての心構えや地域の資料について,そして最新の機器を使った保存技術について学びました。


 
 2日目は,実践形式で,情報発信について学びました。資料を絵葉書や書籍,インターネットなどから収集し,徳島の魅力についてグループごとにプレゼンテーションを行いました。


  
 「徳島の何をPRするか」についてテーマを相談して決定し,役割分担を行い,自分たちで効果的な発信方法を考えながら発表をすることができました。
 今回は,4つのグループで「神山町の紹介」「阿波踊りの踊り方」「阿波踊りの今と昔の違い」「鳴門の渦潮」についての発表を行いました。

 


     
 講師の方々からは,比較できる資料を提示することや,地図上で表示することへの具体的なアドバイスだけでなく,著作物についての基本的な考え方についても教わりました。
 2日間の講習会を終えたあわっ子文化大使からは,
「パソコン操作に不慣れな私でも,グループの仲間の声もあり,協力して発表の計画を立てることができた。」「絵葉書をスキャンして使うのは初めてで,文化を残すためには重要なことだと実感した。」「自分たち一人一人が徳島の様々な情報を,分かりやすい形で後世の人々へ伝えていきたい。」といった感想が寄せられました。
 今回の講習会の中で,講師の方から「地域の資料を発信していくことで,その地域への誇りが持てる。それが広がれば,地域が活性化することにつながる」という話がありました。これは正に「あわっ子文化大使」の活動の目的とするところです。
 今後も様々な体験を通して学び,発信をする「あわっ子文化大使」の活動にご期待ください。